メンタルトレーニングで目標を設定する際のポイントを紹介

こんにちは。「メンタルトレーニング」ブロガーの大河内ゆり子です。
「人生を変えてくれる本物と出逢いたい」と感じている方のために、
日々、プロブロガーとしてメッセージを発信し続けています。

 

私は、「自分の思うように人生を生きたい」そのために「なんとか自分を変えたい」と願い、複数のメンタルトレーナーや多種多様なセミナーを10年に渡って探求し続けてきました。
たくさんの時間もお金もかけましたが、人生を変えることには繋がりませんでした。

 

そこで気づいたことは、
「本物のメンターにはそう簡単に出逢うことはできない」
「 本当に変化を作ってくれる講座に巡り合えたら奇跡!」ということでした。

 

本を読んだり、セミナーに参加したり、個人講座を受けるなどして、
メンタルトレーニングを自分なりに研究し、知識や情報は増えました。
けれども正しい理論を知ったところで、それを実践できるかといえば別の話です。
一人ひとりにオーダーメイドで対応してくれるトレーニングを見つけることができず、
結局のところ、人生を変えることができずに、悩みは増える一方でした。

 

「本当に効果を出すことのできるメンタルトレーニングとは何か」
「どこで学べば自分を変えていけるのか」

こうした悩みを抱える中で、本当の意味での変化ができる場所を探しに探して「やっと出逢えた!」と心の底から感じるのが、久瑠あさ美さんというメンタルトレーナーであり、彼女が伝えているトレーニングメソッドです。

 

このトレーニングを知った時、私はとんでもないものに出逢ったような感覚になりました。
これまで私が見てきたものとは違い、一人ひとりに合ったアプローチで潜在能力を引き出すメンタルトレーニングだったからです。

そして「人生は劇的にしか変わりようがない」という久瑠氏の言葉どおり一瞬で、私の人生は変わってしまったのです。

 

その凄さは、言葉だけではとても伝えきれるものではありませんが、少しでも久瑠式メンタルトレーニングの極意を知ってもらいたいと思い、久瑠あさ美氏の書籍から引用しながら紹介していきたいと思います。

メンタルトレーニングで目標設定を行う重要性

メンタルトレーニングで目標の設定が重要なのは、心の力を鍛えるのに“達成感を味わうこと”が欠かせないからです。

 

これまでの人生を振り返ったとき、ご自身にとって少し難しい物事を成し遂げたり、今までできなかったことを習得したりしたことで、満足感を得た経験はありませんか?

これが、達成感です。

「自分はやればできる!」という達成感を得ることにより自己肯定感が上がって、少しずつ心の力が鍛えられていきます。

 

達成感を得るには、当然ながら目標設定が不可欠です。

メンタルトレーニングでは、目標をクリアして達成感を得るというサイクルをうまく回す必要があるため、目標設定が欠かせないとも言い換えられます。

 

なお、本記事におけるメンタルトレーニングは、“本当にやりたいこと”を掘り起こして、積極的に自分磨きをすることで、人間力を高めるプロセスを意味します。

メンタルトレーニングで目標を設定する際のポイント

メンタルトレーニングの効果をより一層実感するために、目標を設定する際は以下に挙げる7つのポイントを意識しましょう。

ポイント①結果目標と行動目標を設定する

メンタルトレーニングを始めるにあたり、目標を設定する際には、結果目標と行動目標を掲げましょう。

結果目標は成果や夢を意識したもの、行動目標は特定の結果を導くために必要な具体的な手段のことです。

 

例として、「富士山に登頂する」を結果目標とするケースを挙げてみます。

この場合、「どのような体力トレーニングを行うのか」「どのルートを使うのか」「いつ登るのか」「登山グッズは何を用意するのか」といった具体的な準備が行動目標に該当します。

 

目標の実現によって達成感を味わい、心の力を鍛えるには、結果目標と行動目標のどちらも大切です。

結果目標を達成するために、どのような行動目標を立てるのか、順を追って考えてみてください。

ポイント②素直な欲求を明確にする

ご自身の素直な欲求を明確化することも、メンタルトレーニングの目標設定にあたって欠かせません。

 

誰しも、「なぜメンタルトレーニングを受けたいと思ったのか」「メンタルを強くしてどうなりたいのか」といった素直な欲求がきっとあるはずです。

これらをはっきりさせておくことで、やる気や自信がなくなるような出来事が起きても、初心に立ち返ることができます

トレーニングに取り組むモチベーションを保つこともできるので、最後まで楽しみながらやり遂げられるでしょう。

 

なお、書籍『人生は、「本当にやりたいこと」だけやれば、必ずうまくいく』では、久瑠式メンタルトレーニングを4つのステップに分けています。

第1のステップでは、心の奥底にある“want”の意識化を図ることによって素直な欲求を明確にしたうえで、第2のステップにおいて目標を決めます。

 

 第2のステップでは〝want〟にもとづいて夢や目標を描いていきます。その際に欠かせないの「素敵な勘違い」です。

「こんな自分になりたい」「こんな人生を送りたい」といった欲求を膨らませた未来を自由にイメージしてみるのです。過去を振り返ったり周りの人の評価を気にしたりして「自分にはできるだろうか」「こんなことで大丈夫だろうか」などと思う必要はありません。未来はまだ誰にも訪れておらず、先に信じた者が勝ちです。

「素敵な勘違い」は〝want〟をさらに活性化します。〝want〟の原動力によって、内側からどんどんエネルギーが生まれてきます。それは潜在意識に在る「自己発電装置」が作動するからです。自然に体が動き出し、自分の夢や目標にチャレンジするようになるのです。

引用元:久瑠 あさ美『人生は、「本当にやりたいこと」だけやれば、必ずうまくいく』

 

このように、素直な欲求のイメージを自由に思い描いた“素敵な勘違い”によって未来の自分を信じれば、目標に向けて自然とチャレンジできるようになるわけです。

 

ちなみに、第3のステップでは“心の囚われ”を解きほぐし、最終段階である第4のステップでは、自分の“want”をより外に広げます。

こうすることにより、心の次元を引き上げ、社会的に意義のある夢や目標を生み出すのです。

このような素晴らしい目標に到達するためにも、はじめの段階で素直な欲求を明確化することがカギを握ります。

ポイント③具体化する

目標を具体化することも、メンタルトレーニングで押さえておきたいポイントとして挙げられます。

 

たとえば「メンタルを強くできるよう、ベストを尽くす」という抽象的な目標を立てたとしても、それではなかなか行動にはつながらず、結果も出せません

「毎日、自分が感じたことをノートにメモする」「メンタル強化のために、自己啓発本を月に1冊読む」というように、具体的な目標を設定することが大切です。

 

その際、数値を含めた目標を設定すると、達成に向けてご自身が何をすればよいのかが明確になります。

ポイント④達成可能なレベルに設定する

メンタルトレーニングの目標は、少し努力すれば達成できそうなレベルを見極めて設定しましょう。

 

人前での発表が苦手な方が、「会議では必ず10回以上発言する」という目標を設定した場合、それは果たして達成可能なレベルといえるでしょうか。

現状に対して高すぎる目標は、達成できるイメージが思い描けずに自信を持てないので、挫折してしまう可能性があります。

 

反対に、簡単すぎる目標はクリアできたとしても達成感をあまり得られずに、かえってモチベーションが低下してしまうかもしれません。

上記に挙げた例であれば「会議では、3回は発言する」といったように、ご自身にとってちょうどいいレベルの目標をまずは設定したいところです。

ポイント⑤目標のレベルを途中で調整する

メンタルトレーニングの最中に目標をなかなか達成できない場合は、途中でレベルを調整するのも一つの手です。

最初からハードルの高い目標を掲げても挫折してしまっては、トレーニングの意味がありません。

無理をするのではなく、まずは確実に達成できそうなレベルの目標を立ててみてください。

 

もともとレベルの高い目標を設定していた場合は、3か月程度は継続できる目標に設定し直すことで、行動をルーティン化でき、挫折しづらくなります。

設定し直した目標を達成して自信がついたら、少し上のレベルの目標を決めるというフローを繰り返しましょう。

ポイント⑥期限を設ける

メンタルトレーニングの目標設定においては、期限を決めるのも大切です。

たとえば、「フルマラソン大会に出場して完走する」という目標を設定するとします。

しかし、「1年以内に完走する」「春のマラソン大会に出場する」といったように、期限や時期を具体化しなければ、エントリーしないまま1年以上経過してしまうかもしれません。

いつまでも目標を達成できないので、モチベーションが低下してしまう可能性すらあります。

 

そこで重要になってくるのが、短期・中期・長期の目標をそれぞれ立てることです。

具体的な目標は、以下のように考えることができます。

 

短期・中期・長期の目標例

期間  目標例 
短期(3か月後)  10~20km程度を走ることに慣れる 
中期(半年後)  ハーフマラソン大会に出場して完走する 
長期(1年後)  フルマラソン大会に出場して完走する 

 

長期目標の達成期限から逆算して細分化したものを、短期・中期の目標とするとよいでしょう。

それぞれの目標が決まれば具体的な行動に移せるため、目標を達成するごとに達成感が得られて心の力を鍛えられます。

 

また、長期目標、つまり未来について考えるときには、“できるか、できないか”ではなく“やりたいか、やりたくないか”を意識してみてください。

“こう在りたい”という未来の理想の自分に、きっと近づけるはずです。

ポイント⑦目標を達成した自分を明確にイメージする

メンタルトレーニングにおいては、目標達成後の自分のイメージを思い浮かべることも忘れてはなりません。

目標を達成したときの自分の姿や気持ち、身を置いている環境を明確にイメージすることで、モチベーションの向上や、具体的にやるべきことの整理につながります。

 

前項でお伝えした同書籍には、久瑠式メンタルトレーニングを受講している方で、目標を達成したご自身を具体的にイメージしたことによって、行動に移せた例が紹介されています。

 

Rさんは、2年近く、メンタルトレーニングに通っている20代後半のOLです。

当初、彼女の目標のひとつは、「英会話を勉強して、英語を流暢に話せるようになりたい」ということでした。他の目標には、比較的しっかり取り組んでいたのですが、英会話のほうはいつまでも始められずにいました。

そこで、ある日のトレーニングで「そもそもなぜ、英語を話したいのか。英語を話せるようになったらなにが手に入るのか。どんな自分になりたいのか」を一緒にイマジネーションしていきました。

「英語を流暢に話している自分を頭の中でイメージしてみて、どんな気持ちがする?」

「凄くいい気分で、誇らしい気持ちですね」

「そこには誰が見える?」

「ネイティブな会話をしている自分がいて、カッコいい外国人の彼氏と話しています」

「どんな会話をしているの?」

「ずっと一緒にいたいねって、プロポーズされて……」

「そう素敵ね。それから?」

すると彼女の中でスイッチが入ったようで、どんなタイプの男性で、彼の仕事は何か、結婚したらどこに住みたいか、生まれた子供はどんな感じの顔立ちか、もうウキウキで話が止まらなくなりました。

「それじゃもう、英語を話せるようになるしかないわね」

「本当ですよね。何が何でも頑張っちゃおうかな……。彼といっぱい話したいし、うわぁ、本気で英語、話したいかも!」

帰り際には、翌日すぐに英会話教室をいくつか回って入会すると言って帰っていきました。

引用元:久瑠 あさ美『人生は、「本当にやりたいこと」だけやれば、必ずうまくいく』

 

このように、五感を使いながら詳細に未来のイメージを膨らませていくことで、モチベーションが高まるので、目標達成に向けて自然と行動できるようになるわけです。

久瑠式メンタルトレーニングでの目標設定方法

ここまでは一般的なメンタルトレーニングにおける、目標の設定方法を解説しました。

次に久瑠式メンタルトレーニングでの目標設定方法をお伝えします。

 

このトレーニングの特徴は、「マインドの法則」に基づいたメンタルトレーニングです。

たとえば、休暇明けに新たな目標を立てても継続できず、悩む方は多いのではないでしょうか?

やる気は「出す」ものではなく、ゴールやビジョンが定まっていれば「自然に湧き上がる」ものです。

目標に向かって体が自然に動く状態を作るカギは「潜在意識」へのアプローチにあります。

心のナビゲーションシステムを作動させる

人生の行き先や目標が明確に設定さえされていれば、誰もが目指す場所にたどりつけます。
カーナビに行きたい場所を入力する必要があるように、まずはあなたのビジョンを鮮明にイマジネーションし、未来記憶を創り上げることです。

バラ色の人生想定内の目標はNG

久瑠式メンタルトレーニングでは想定内の目標ではなく、あなたの現状想定外に強烈なwantを持つことを重視しています。

あなたが自分を変えたいと思っているのなら、目標を想定外に設定する必要があります。自己イメージをこれまでの自分の想定内に置いていては、この先も変わらないままです。

 

この先の目標を想定内、つまり現在、実現可能な範囲に設定してしまう小堤、未来も想定内に収まります。
「限界の壁」はあなたがうち破るのです。

 

バラ色の人生を掴み取りたいのなら、強烈な3年後、5年後のイメージが必要になります。
それが「心の『限界の壁』をぶち破る」ということです。人生がバラ色に塗り変わる瞬間とは、それは目の前の状況が単に変化したわけでは決してなく、本人の「心の在り方」が変わった瞬間なのです。

 

「心の『限界の壁』をぶち破る」ときには、「この先あなたがどうしたいのか」が何より重要です。
そのとき、基準を今までの人生にしてしまうと飛躍のしようがなくなり、自分の心の「限界の壁」がジャマをし、「やっぱり無理だ」と判断してしまいます。顕在意識にアクセスされた、いわゆる「まっとうな考え方」となってしまうからです。

 

それでは1年後もその先の未来も変わらない。それどころか、今の不況社会や他者からのネガティブな影響を受けて、衰退へと向かってしまう危険性さえもあります。

心の中でイメージする「人間ウオッチング」

「人間ウオッチング」は「生き方をインストールする」ワークです。自分の周りにいる人をウオッチングし、「こうなりたい」と思うような人の恰好やしぐさ、言葉をメモしてください。ときには鏡の前でマネをしてしたり、その人になったつもりで振舞ってみる。

 

できれば直接その人に、これまで読んだ本やいつも目を通す雑誌などを尋ねてみてください。
そういった〝型〟を覚えて、自分の心の引き出しにしまっておくのです。理想とする人のサンプルが多ければ多いほど、自分の夢や目標のイメージが豊かなものとなり、いつしか自分も同じような行動や発送が無意識に「できるようになります。

 

「憧れの人」をイメージし、その生き方をインストールすることは、まだ何も起きていない現実の「いま」を塗り替えるために、大きな効果があります。

メンタルトレーニングの目標設定は、それを超えていく自分の未来をイメージするトレーニング

本記事では、メンタルトレーニングにおいて目標を設定する重要性を、設定にあたり押さえたいポイントとともに紹介しました。

 

メンタルトレーニングで目標の設定が重要なのは、達成感を味わう必要があるためです。

達成感を得ることで自己肯定感が上がり、心の力が少しずつ鍛えられていきます。

また目標を決める際は、目標達成後の自分を、五感を使いながら具体的にイメージすることが大切です。

 

「メンタルトレーニングを通じて目標を達成し、自分らしく生きたい」とお考えの方は、フォルテッシモメンタルルームにお問い合わせください。

受講者一人ひとりに合わせて、ご自身でも気づいていないレベルの潜在意識を引き出す講座をご用意しております。