メンタルが弱い原因は?強化する方法を紹介
すぐに落ち込んだり、心配性だったりなどと、ご自身のメンタルの弱さに課題を感じられている方も多いのではないでしょうか。
楽しい人生を送るためにも、しなやかな心をもっておきたいものですよね。
本記事では、メンタルの脆さの原因および強化方法を紹介します。
心を強くもちたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
メンタルが弱い方にみられる根本的な性格
はじめに、メンタルが弱い方の特徴をお伝えします。
ご自身を客観的に見つめ直すためにも、あてはまるものがないか確認してみましょう。
他者評価が気になる
他人の目を気にし過ぎる方は、メンタルの浮き沈みが激しくなる傾向にあります。
五大欲求の一つである承認欲求は誰しもあるものですが、欠乏欲求でもあるため、これが強過ぎると他者評価に依存してしまうのです。
周囲から評価されているときは良いものの、ひとたび批判されたり怒られたりすると、ひどく落ち込み、メンタル的に参ってしまうこととなります。
他人と比べてしまう
他人と自分の比較は、無意味です。
他者と比較した際の相対的な評価によってのみ、自らの価値や、幸不幸を決めているとメンタルもブレやすくなります。
もし、周囲に比べてご自身が劣っていると感じれば、自信を失ってしまうかもしれません。
また、本来なら幸せを感じるはずの出来事があっても、不必要に周囲と比較するなかで、幸福感が霞んでしまうようなこともあるでしょう。
SNSの発達により、この傾向は顕著になっています。
完璧主義者
一見すると意識が高く、心の不調とは無縁なイメージのある完璧主義者ですが、そのメンタルには意外と脆い部分があります。
完璧主義とは、すなわち失敗や妥協を容認できないということです。
自らに求めるレベルが一般的な人間と比べて高いぶん、それが成し遂げられなかった際のフラストレーションも大きくなります。
また、周囲に対しても同様に期待値が高く、それを下回ると不満が溜まってしまうという側面もあります。
これらのストレスにより、完璧主義者はメンタルが不安定になりやすいのです。
自己否定しがち
自己否定が多い方は、ご自身を精神的に追い込むので鬱屈してしまうでしょう。
先述した完璧主義の方のほか、自分を好きになれない方も、自己への批判が多い傾向にあります。
周囲から見れば些細な失敗であっても、強く自分を責めてしまうため、自らのメンタルに大きな負担をかけることとなります。
悲観的に考えてしまう
物事を悲観的にとらえてばかりいると、当然気分も沈みがちになります。
周囲が励まそうにも、本人の考え方が悲観的な方向に凝り固まってしまっていると、それを直すのは簡単ではありません。
実際には、なんら悩むべきではない事象や、杞憂に終わる出来事であっても常に思い悩み、不安を増大させることで精神エネルギーを浪費してしまいます。
もちろん、精神的な不調を原因として、悲観的になっているというケースも考えられるため、この場合は生来の悲観主義者とは分けるべきでしょう。
気持ちの切り替えが苦手
気持ちの切り替えは、健全なメンタルを保つうえで大切なテクニックですが、メンタルが弱い方はこれが苦手です。
一旦ネガティブモードに入ると、なかなかそこから抜け出せずに停滞してしまいます。
気分が晴れないまま過ごすことで閉鎖的になり、これが心の不調にさらに拍車をかけるという悪循環に陥ります。
視野が狭い
思い込みが強く視野が狭い方は、思考の柔軟性に欠けます。
物事に対して許容できる範囲が狭いため、日常のなかで知らず知らずのうちに小さなストレスが積み重なっていきます。
心のしなやかさに欠けるので、許容外の事態が発生した際に、キャパオーバーとなってしまうこともあるでしょう。
また、凝り固まった考え方が仇となり、周囲と対立してしまうこともしばしば起こります。
心配症
特段の理由もないのに、常に何か不安を抱えている心配性の方は、メンタル不調に気を付けておきましょう。
先述した悲観的な考え方の持ち主と同様、極端に心配症の方は、常にストレスに晒されることとなります。
なお、このような強迫観念は精神疾患によるものである場合もあるため、あまりにもつらい場合は、専門家に相談してみることをおすすめします。
幸せでいることが怖い
幸せでいることが怖く、そのような自分を許せないというケースもあるでしょう。
幼少期の生い立ちや、過去のトラウマが原因となっている場合も少なくないため、その心理は複雑です。
いずれにせよ、精神のしなやかさという観点では、マイナスの影響を及ぼします。
仮に幸せであったとしても、無意識にその状態を拒絶してしまうため、精神的に不安定になりやすいのです。
過去に原因がある場合は、そもそもの原因を探ってみることが必要です。
変化が苦手
変化を嫌い、現状を維持したいという想いが強い場合も然りです。
人間の本能はもともと、外部環境の変化を嫌うため、これ自体はごく自然なことです。
ただし、変化を拒む心のはたらきである“メンタルブロック”の度合いが強すぎると、自らの可能性を制限してしまうこととなります。
また、変化に対して過剰に反応することで、ストレスをため込んでしまうおそれもあります。
実際、このようなタイプの方の意思に反して、現代はめまぐるしく環境が変化するため、精神不調をきたすケースも多いのです。
メンタルが弱くなる原因
ここまでお伝えしたような、生まれもった本人の性質以外にも、メンタルを脆くしてしまう要因があります。
ここでは、心に不調をきたす外部要因を精神面と身体面の二軸でお伝えします。
精神的な原因
まず挙げられるのが、ストレスや不安などによって、精神的な負荷がかかり、メンタルがしなやかさを失ってしまっているケースです。
人間関係の悩みや将来への不安などの精神的ストレスが慢性化すると、自律神経のバランスが乱れて、気分が晴れなくなります。
さらに状況が悪化すれば、うつ病をはじめとした精神疾患へと発展しかねないため、早めの対処が肝心です。
身体的な原因
身体的なストレスが、メンタルへ影を落とすケースもあります。
たとえば、睡眠不足や生活リズムの乱れ、過労などで身体にストレスがかかりつづければ、それはやがて精神不調として表れます。
同様に、過度の飲酒や、カフェイン・糖分の摂り過ぎ、栄養不足などによって脳機能や内分泌に異常をきたせば、メンタルは鬱屈していくでしょう。
“健全な精神は健全な肉体に宿る”ともいいますから、できる限り肉体的なストレスを軽減して、健康な身体を維持する努力が大切になってきます。
メンタルを強くする方法
ここでは、メンタルを強化する方法をお伝えします。
なお、ここで取り上げるのはあくまでも巷で知られている理想論であり、本質的なメンタルトレーニングとは異なります。
本格的なメンタルトレーニングをお考えであれば、クライエント一人ひとりの潜在意識を開花させるフォルテッシモメンタルルームへお越しください。
ご自身のことを認めてあげる
いかに自尊感情や自己肯定感を高めていくかということは、しなやかなメンタルを手に入れるうえで、もっとも重要な課題です。
ほかでもないあなた自身が、自分を認めて、好きでいてあげることは強い心の土台となります。
何か思い通りにならないことや、つらいことがあっても、自己肯定感という鎧がご自身をしっかりと守ってくれるのです。
また、自分を認めてあげることで、他人を肯定できるようにもなります。
これにより、周囲とのコミュニケーションが円滑になるという、副次的な恩恵がもたらされます。
否定的な言葉をやめる
自尊感情や自己肯定感を高めていく過程では、否定的な言葉を発する癖も直さなければなりません。
これは自分自身に対してはもちろん、周囲の人間や物事に対してもです。
具体的には、「でも」「だって」「どうせ」などから始まるネガティブな言葉の数々です。
否定的な言葉を発するということは、ネガティブな思考に支配されていることの表れでもあります。
そして、発せられた言葉は自分の脳に対しても、暗示のように作用します。
ネガティブな言葉を発すると、潜在意識にそれが刷り込まれるので、無意識にネガティブな結果を引き寄せてしまいかねません。
こうして負のスパイラルに陥らないよう、そのような言葉やフレーズを発するかわりに、ポジティブで前向きな言葉を選択しましょう。
物事を前向きに考える
ご自身の身の回りで起きる出来事を、前向きにとらえるという姿勢もメンタルトレーニングにおいては大切です。
これを意識することでネガティブな発言が減り、思考が自然と前向きになっていくのを実感できるはずです。
たとえば仕事でミスをしたときに、落ち込んでご自身を責めるのではなく、「今失敗できてよかった」「良い経験を得ることができた」というようにプラスに置き換えてみてください。
もちろん、長い人生のなかでは、ポジティブにとらえられない出来事が起こることもあるでしょう。
そのようなときは、一日のなかで数分でもよいので、視点を引き上げて客観的にご自身を見つめ直すと、心が軽くなります。
ポジティブシンキングのほか、物事を“他人事”としてとらえる習慣も根付かせましょう。
メンタルの強い方を真似してみる
ご家族やご友人のなかに、メンタルの強い方がいるのであればラッキーです。
ぜひ、その方の真似をしてみましょう。
メンタルの強い方は、“自信がある”“ポジティブ思考”“確固たる目標・夢がある”などの特徴をもっています。
彼らの言動の端々には、メンタルを安定させるために必要なヒントが隠れているものなので、これを我がものとしてしまえばよいのです。
メンタルの強い方のストレス発散方法や、失敗してしまったときの受け止め方などからは、学ぶことも多いはずです。
また、「こんなときはどうしてる?」といったように、精神衛生を保つうえでのコツやテクニックを教えてもらってもよいかもしれません。
簡単に折れないメンタルを手に入れるためには、メンタルの強い方を真似するのが近道といえます。
目標を立てて行動する
現在、これといって目標がないのであれば、一度目標を立ててみてください。
目標があることでモチベーションが湧いてくるものですし、それを達成できたときは大きな幸福感に包まれて、モチベーションのさらなる向上にもつながります。
目標を設定する際は、人生における大目標と、その達成に向けた小目標、いわゆるマイルストーンの2つに分けて考えます。
人生における大目標は、“できるかできないか”ではなく“どうなりたいか”という基準で設定することが鉄則です。
現実的ではないからという理由でご自身に嘘をつき、達成できそうな範囲で目標を設定したとしても、真の活力は湧いてきません。
ぜひ、“自分が本当に望む姿・状況”を人生における目標としてみてください。
そのうえで、それを達成するために必要なアクションを逆算して、中期目標や短期目標を定めていきます。
この小さな目標を一つずつ着実にクリアしていけば、ドーパミンやセロトニンなどの“幸せホルモン”が分泌されて、心も晴れ晴れとすることでしょう。
失敗を恐れずに挑戦する
失敗を恐れて行動しないということは、人生における最大のリスクです。
そしてもちろん、しなやかなメンタルを手に入れるうえでも足枷となってしまいかねません。
“行動した結果失敗する→軌道修正して何度か再挑戦した結果成功する”という経験を一定数増やしていかない限り、失敗に対する恐れは消えないままです。
失敗したとしても修正して、次の成功につなげればよいわけであり、その一連のサイクルに慣れると、失敗への恐怖心は幾分薄まるものです。
反対に、失敗を恐れてその場で足踏みしていれば、行動への恐怖心は増幅していくばかりで、メンタルの強度は一向に高まらないまま、時間のみがいたずらに過ぎ去っていきます。
月並みな言葉ではありますが、“失敗を恐れずに行動する”ことは、鋼のようなメンタルを手に入れるために必要なトレーニングでもあるわけです。
ストレスを発散する習慣を身につける
ご自身なりのストレス解消法を見つけておくことは、非常におすすめです。
私たち人間は、ストレスと無縁で生きていくことはできません。
これまでお伝えしたような、心のもち方や物事のとらえ方によってストレスを軽減する方法にくわえて、ストレスを発散させる方法も身につけておくとより理想的です。
なお、自分に合ったストレス解消法は人それぞれ異なるため、現時点で特定のストレス解消法をもちあわせていない方は、これを機に探してみるとよいでしょう。
以下は、ストレス解消法の一例です。
ストレス解消法の例
- 運動
- ヨガ・ストレッチ
- 入浴・サウナ
- 睡眠・瞑想
- 食事・お酒
- 旅行・自然に触れる
- 人と話す
- 本を読む
- とにかく笑う
- 紙に書きだす
- ペット・生き物と接する
- 音楽を聴く
ご自身に合った解消法を知らないと、ストレスが溜まる一方で、精神はどんどん疲弊していきます。
ご自身の心の状態に常にアンテナを張り、「黄色信号だな」と感じたら、そのストレッサーから距離を取って、上述のようなストレス解消法を実践してみてください。
良質な睡眠をとる
心身のダメージを回復させるためには、良質な睡眠が必須です。
脳は、睡眠中にストレスからの回復を図りますが、睡眠が不足していると回復が十分に行われません。
つまり、同程度の外部ストレスを受けたとしても、睡眠不足の状態のほうが、そのダメージが尾を引き、“メンタルが弱い”状態となります。
脳をしっかりと休ませ、ストレスから回復させてあげるために、週に1~2回は、質・量ともに十分な睡眠を確保しておきたいところです。
適切な睡眠時間は人によって異なるため、ご自身にとって最適な時間を見つけることも大切です。
一般的には7時間前後といわれているので、これを基準に睡眠時間を決めるとよいでしょう。
そのうえで、夕方以降のアルコールやカフェインの摂取を控え、就寝時は音や光によって睡眠を妨げられないよう、安眠できる環境を整えることも忘れてはなりません。
入眠数時間前にぬるま湯につかったり、リラックス効果が期待できるハーブティーを淹れたりするのもおすすめです。
良質な睡眠をとって、ストレスに強いメンタルを手に入れましょう。
食習慣を見直す
食生活が乱れている方は、こちらも見直しましょう。
過度な飲酒や糖質の摂り過ぎ、酸化した油脂の継続的な摂取は、脳疲労や脳内の炎症を引き起こし、認知機能へ悪影響を及ぼします。
こうなると、ストレスからの回復力も衰えてしまい、健全なメンタルを保ちづらくなるというわけです。
さらに、最近では腸内環境とメンタルも密接に結びついているということが複数の研究により明らかになってきています。
腸内細菌のバランスが正常で、消化もスムーズに行われていれば問題ないのですが、ひとたびこのバランスが崩れて腸内環境が悪化すると、精神にも影響が出るのです。
暴飲暴食はもちろん、特定の栄養素が偏った食事、たとえば脂質過多や糖質過多、タンパク質過剰の食事を摂りつづけると、腸内環境が乱れてしまいます。
このようなことのないよう、毎日の食事は、基本に立ち返って栄養バランスを意識しましょう。
健全なメンタルをサポートする食べ物や栄養成分については、次項で詳しく解説します。
安定した精神をサポートする食べ物・栄養素を摂取する
心のケアによいとされる成分を、日々の食事にプラスしてあげるのもおすすめです。
しなやかなメンタルを応援してくれる食べ物・栄養素
- 不飽和脂肪酸
- ファイトケミカル
- ビタミンD
- アダプトゲン
- チロシン・トリプトファン
- 緑茶
- ホップ
青魚やナッツに含まれる不飽和脂肪酸は、脳機能を底上げしてくれるため、メンタルヘルスにも有用なのではないかと考えられています。
またファイトケミカルは、植物が作り出す強力な抗酸化物質の総称ですが、脳内の炎症を鎮めて、穏やかな毎日を送るうえでの味方です。
具体的には、カテキンやクルクミン、トリゴネリン、イソフラボン、ポリフェノールなどが該当します。
メンタルヘルスの現場では、ビタミンDも注目の的です。
別名、“陽光ホルモン”ともよばれ、日光を浴びることで合成されますが、冬場は日照量が不足するためビタミンDの生成量が落ち、冬季うつ病を引き起こすことが知られています。
サプリメントなどで外部から補給することで、ストレス耐性が向上したとする研究結果も多数報告されています。
ほかにも、心身がストレスに対して適応するよう促してくれる特定の植物や、それに含まれる成分の総称である“アダプトゲン”も有用です。
有名なものでは、世界最古の医学ともいわれるインドのアーユルヴェーダで万能薬とされる、ホーリーバジルやシラジット、アシュワガンダ、ツボクサなどが挙げられます。
アダプトゲンは、激しいストレスに晒された際の抵抗力を高めることができると考えられているため、サプリメントやハーブティーから摂取しましょう。
メンタルヘルスに効果が期待できるサプリメントとしては、チロシンやトリプトファンも挙げられます。
それぞれやる気や心の安定を司るドーパミン、セロトニンの材料であり、服用によりこれらの内分泌ホルモンの合成が促進されると考えられます。
身近な食品としては、緑茶やホップにも注目しておきたいところです。
緑茶には、気分を安定、リラックスさせてくれるテアニンや、先述のファイトケミカルの一種であるカテキンが含まれており、精神を落ち着かせてくれます。
一方、ホップにも同様のリラックス作用や、安眠作用が認められています。
ホップはビールのほか、ハーブティーからも摂取することが可能であるため、できる範囲で日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
これらの栄養素を摂取したからといって、すぐにメンタルが強くなり、不調が改善するわけではありませんが、心のお守りとして試してみる価値は大いにあります。
運動する
運動は、“抗うつ剤に匹敵するほどの精神向上作用がある”ともいわれるほど、精神に大きな影響を与えます。
運動により脳血管内の血流が増大するとともに、ドーパミンをはじめとする、メンタルにプラスの影響を与えるホルモンの分泌が促進されます。
そのため気分が晴れて、安定した精神状態を維持するのに役立つというわけです。
なお、運動は大きく有酸素運動と無酸素運動に分けられますが、ご自身の取り組みやすいほうを選べば問題ありません。
有酸素運動としてはウォーキングやランニング、水泳などが挙げられます。
一方の無酸素運動には、俗にいう“筋トレ”や短距離走などが該当します。
有酸素運動と比較して、男性ホルモンの一種“テストステロン”の分泌をより促進するため、気分を安定させることが可能です。
有酸素運動と無酸素運動のどちらを選択するにせよ、大切なのは続けることです。
毎日継続することで、脳と内分泌に良い変化が起きて、メンタルも上向きになります。
早朝の散歩や、ジムでの筋トレなど、ライフスタイルに合わせて無理のないものを選びましょう。
前向きな気持ちになる本を読む
精神を病みそうなときは、前向きな気持ちにさせてくれる本を読むことで、活力をもらえるものです。
なかでも自己啓発本や自伝などがおすすめであり、その理由は読書によって著者や登場人物の経験を追体験することができるためです。
ご自身の現状に重ね合わせることで、勇気をもらえる場合も多いでしょう。
心に残ったフレーズや格言は、落ち込んだときに自分を奮い立たせてくれるようにメモしたうえでストックしておくのがおすすめです。
心の中身を書き出してみる
モヤモヤが晴れないときは、毎日の出来事や感じたこと、悩みなど、ありのままを紙に書き出してみてください。
はじめは日に1~2行から、頭に浮かんだことをひたすら書き出す要領で始めます。
慣れてきたら、ページを半分に区切って、“起きたこと”“それに対して自分が感じたこと”“そして未来をどう変えたいのか”と整理してみましょう。
ポイントは、未来へと意識を集中しながら、イメージを拡げていくことです。
継続すれば頭のなかが整理されて、潜在意識にも良い変化をもたらしてくれるでしょう。
理想の人物像を作り上げる
強いメンタルを手に入れる方法として、理想の人物像を作るというものもあります。
歴史上の偉人や有名人、知り合いで尊敬できる方など、誰でも構いません。
ご自身が本当に憧れる人物を心に思い浮べて、その人間の内面から言動に至るまで、すべて真似してご自身のなかに取り込んでみてください。
その人物自体を追いかけていても、ギャップの大きさに気づくだけで、その距離は永遠に縮まりません。
しかし、その人間の哲学や内面を模倣することができれば、最後にはあなた自身が理想となれるのです。
「こうなるんだ!」という熱い思いがあれば、多少のストレスや挫折は、はねのけることができます。
しなやかで柔軟なメンタルと意志力を手に入れるためにも、あなたが渇望するほどの理想の人物をイメージすることが大切です。
専門家からの適切なサポートを受ける
「色々試したけど、あまり改善しているように思えない……」とお悩みであれば、専門家のコーチングを受けることも視野に入れてみましょう。
多くのクライエントを見てきたプロのメンタルトレーナーであれば、ご自身の心の状態を見抜き、あなたらしさを大切にしつつ、潜在意識を引き出してくれます。
カウンセリングや、用意されたメンタルトレーニングのメニューをこなすうちに、着実にメンタルが強化されていくのを実感できることでしょう。
メンタルの弱さをなかなか改善できないときは、一人で悩まずに専門家を頼るのが正解です。
なお、本格的なメンタルトレーニングをお考えであれば、クライエント一人ひとりの潜在意識を引き出すフォルテッシモメンタルルームのレッスンがおすすめです。
詳しくは次章でお伝えします。
フォルテッシモメンタルルームのメンタルの強さに対する考え方
メンタルの強さには、外から加えられた力を、まるで柳の木のように受け流すしなやかさも大切です。
しなやかさがなく、ただガチガチに固まった強さは、ときとしてポッキリと折れてしまう脆さをも内包します。
“柔よく剛を制す”ともいうように、このようなしなやかさが、メンタルにも欠かせません。
フォルテッシモメンタルルームでのメンタルトレーニングの方法
最後に、フォルテッシモメンタルルームで行っているメンタルトレーニングを紹介します。
ここで紹介するのはあくまでも一例であり、実際はクライエント様一人ひとりに合わせたメニューで実施します。
ステップ➀メンタルチェックテストの実施
まずは、いくつかのテストを実施して、クライエント様の心のタイプを判定します。
このテストによって、自らの心を多方面から立体的かつ客観的に自覚してもらうことができます。
ステップ②欲求の意識化
次に、「こうしたい!」「こうなりたい!」というご自身のありのままの欲求に、耳を傾けてください。
当メンタルトレーニングでは、この欲求のことを“want” (ウォント)とよんでいます。
ご自身の感情に嘘をついて蓋をするのではなく、真摯に向き合います。
一方で、「こうしなければならない」「こうあるべきだ」という束縛は“have to”(ハフ・ツー)とよび、自分らしさややる気を削ぐ原因です。
潜在意識の発露でもある“want”を具体化することがはじめの一歩です。
ステップ③夢や目標を描く
続いて“want”を深掘りして、ご自身の夢やヴィジョンを明確化していきます。
「こんな自分になりたい!」「こんな人生を送りたい!」といった心の声をもとに、自由に未来への想像を膨らませてみてください。
ここで注意しなければならないのは、「自分にはできるだろうか?」「こんなんで大丈夫だろうか?」などと心配することです。
潜在意識は否定形のメッセージを受け取ることができません。
忘れてはならないのは、未来はまだ誰にも訪れておらず、可能性は無限に広がっているということです。
“できるかできないか”ではなく“どうしたいか”のみにフォーカスして、夢や目標を具現化していきましょう。
ステップ④心の囚われを解きほぐす
さらに、社会のしがらみですり減り、囚われている心を解きほぐしていきます。
過去の失敗や挫折、知らず知らずのうちに周囲から刷り込まれた自己イメージなどにより、私たちの心は大きなプレッシャーを受けています。
こうした“心の囚われ”から解放されれば、心の次元を上げることが可能です。
ステップ⑤ご自身の“want”を外に広げる
最後に、ステップ②③で具現化した自己の内なる“want”を、周囲の“want”と重ね合わせる作業を行います。
たとえば、ご家族やご友人、勤務先の企業など、ご自身が今後関わっていくであろう人間のもつ“want”とベクトルを揃えていくのです。
こうすることで周囲とwin-winな関係を築けて、お互いに応援し合えるようになります。
メンタルの弱さを克服するには自分を好きになり、物事のとらえ方を変えることがおすすめ!
今回は、メンタルの弱さの原因と、克服する方法を取り上げました。
何かと他人と比べてしまう方や、否定的な言葉を多用する方は、メンタルが弱い傾向にあります。
ご自身を認めてあげたうえで、否定的な言葉を使わず、物事を前向きにとらえる努力によってメンタルの強化が期待できます。
メンタルの弱さを改善したいとお考えの方は、フォルテッシモメンタルルームにお越しください。
クライエント様一人ひとりに合わせたメンタルトレーニングのプログラムにより、潜在意識を呼び覚まし、ご自身のまだ見ぬ可能性を引き出すお手伝いをさせていただきます。